パン屋のある夙川・シュクガワという町は川沿いの桜が有名で、あまり紅葉名所ではないのだけど、それでも木々はさまざまなグラデーションに色づいてきれいだ。
パン屋のテラスには大きな「むくの木」が二本おり、この季節、たくさんたくさん枯葉を落とす。
むくの木は大きく育つと樹皮がむけて、はがれてくる、、、ので「むくの木」という、と先日来られた植物先生から教わった。
この木の落葉を集めるのも2年目となった。
この週末に「Beat」をめぐる詩のイベントがパン屋カフェである。
それまでにジャック・ケルアックのことや、ビート文化がボブ・ディランやビート・ルズ、はては大江健三郎にまで、その刻むビートが響いていることなどを書いてはみたいと思ったけれど、ちょっとそんな余裕がなかった。
ビートと呼ばれた連中は、世界で初めて自分たちのことを自分たちのコトバで語った、初めてというのがおおげさなら、すくなくとも自分のコトバ、自分の感性ということを意識的に考え大事にした最初のグループだと思う。
だから彼らは詩を書くこと、とくに人前で読むことを盛んにおこなった。
僕はパン屋だ、
自前のコトバで話す、ということは僕にとって、自前の酵母を育て、自前の手で生地をこね、自前のパンで生きていくということなんだが。
ジャック・ケルアックについて→
★11月28日(土) 19:00- ameen's ovenでのイベントのご案内はこちらから★
・11月29日には
京都BOUZ Cafeにて同じイベントがあります→
・12月には葉山Saudade Booksにても→