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クール便でのパンのお届けについて、もう少し具体的にお伝えします。ameen's ovenのパンは焼き上がってから、少しパンの水分が抜けて味が落ち着いた頃がおいしいと思っています。 翌日、翌々日と台所の棚の隅でパンの酸味もまろやかになり熟成していきます。
ですからプレーンのパンは焼き上がってから常温で4日、5日はじっくり召し上がっていただけます。そして食べきれないパンは早めに冷凍、焼き上げた時の風味がキープできます。 ただ、夏場の宅配便でのお届けについては、ちょっと事情が違います。 この夏の時季、配送時のトラックの車庫内がかなり高温になっていると思われます、ドライバーさんに伺うと35℃、炎天下の配達時には40℃近くにもなることがあるとのことでした。 そういうことから夏の暑い期間はクール便をお勧めしております。 それでは、クール配達の冷蔵便と冷凍便のどちらが良いのかという、質問があるかと思います。 ご家庭においても同じなのですが、パンにとっては0℃~4℃ぐらいの温度帯の保存が苦手なので、冷蔵より冷凍がベターです。ただ冷凍状態でお届けしてしまうと、一度に食べきれない大きなパンは解凍⇒再冷凍となりかねません。 ヤマト宅急便のクール冷蔵は10℃以下で保冷ということですので、冷蔵庫よりも高い温度帯であり、おおよそこれは冬季の常温(関西地方)と考えてよいのではないか、と思い冷蔵便をお勧めしています。 お届けしたら、すぐに解凍して召し上がる、もしくはすべてお家の冷蔵庫に直行する場合などは冷凍便がより良いと思います。ちなみにクール冷凍便はマイナス15℃以下で保冷となっています。 もちろんシンプルなパンを選んでいただいている場合は、常温便でも問題ありません。(ただ、お届けに2日かかる地域の場合にはクール便をお勧めいたします) またいままで夏場での、カビの発生などの報告,傷んでいたという報告はありません。 すこし長くなりますが、この機会に”パンが傷む”とはどいうことか整理してみます。 ”パンが傷む”=カビが生えるです、カビは高温多湿で発生し育ちます、大手パンメーカーは30℃で保存試験を行いカビの発生具合を見て賞味期限を決めているようです。 ameen's ovenでは、自家製酵母によりすべてのパンを焼いています、この酵母がつくるアルコールや有機酸などの発酵生成物がカビの生育を抑制するので、よりパンの日持ちは長くなっています。 ”0℃~4℃ぐらいの温度帯の保存が苦手”というのは、パンのデンプン質がこの温度帯で劣化(アルファ化)するということです、ご飯などを冷蔵庫などに入れておくとボソボソになるあのアルファ化ですね。 そしてパンは焼き上げから時間が経つにつれて、水分が失われていきます、気泡の大きいバゲットはすぐ固くなりますね。 こうしてパンは劣化していきます。 冷凍庫もなかったむかしの人たちは、焼いたパンを少しでもおいしく長く食べるために、発酵に時間をかけてカビの生えないパンを仕込み、大きなパンをしっかり焼き込んで堅い皮をつくり、水分の蒸発を防ごうとしました。 そして固くなったパンは、スープに入れたり、ミルクと煮てパン粥にしたりして最後のひと片まで食べました。 いろいろ便利になったこのいまの社会に対応しながらも、やっぱりameen's ovenの品質保持の姿勢は、じっくり酵母たちの発酵とオーブンでのしっかりした焼き込みにつきると、考えています。
by ameenstable
| 2010-07-08 15:09
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